• テキストサイズ

モノクローム【NARUTO】

第24章 エメラルドと瞬と、酒乱と酒乱と




「んで? なんでアンタが一人になるって?」

『……へ?』

「自分で言った事忘れてんなよ!」酒癖悪ぃな!

なんだかここに来てずっと俺はツッコまされている気がする。
少し落ち着きたい。

『あ、あぁ、そうだったそうだー、えっとねー

この間イケメン拾ったの』

「「は??」」

『死にかけのイケメン拾ってー、一生懸命にお世話したのね?それなのに…それなのにー…

突然いなくなっちゃった…またね、って言ってたのになぁ…。

あぁ、寂しいな、って。思っちゃったんだぁ』


いや待て。それはそもそも聞き流していい話か?

イケメンという事は男だろ。そして死にかけてるって事はおそらく怪我人。

医者にも行かず、素人であるコイツに頼っていたという事は、そいつには何か 正体を隠す必要があったのでは?

「お、おい、その男の特徴とか」

「それは寂しいですねぇ!///俺は分かりますよ!サヨナラって言いたかったですよね!お別れの時には!」

『そ、そうなんですよぉー分かってくれますか イルカせんせぃー』

「っっ……!!」イラ

この酔っ払いども!!もう知らん!俺は心の中で叫んだ。


『シカマル君、どしたの怖い顔して…イライラしてる?駄目だよーゆっくりマイペースに行かなきゃね…』へら

「そうだぞーシカマルも この際だ。なんか普段思ってる事とか、悩みがあるなら先生達が聞いてやるぞー」へら

酔っ払いに何を聞いてもらおうと言うのか。


いや…そうだ。
こんな時だからこそ、聞いておきたい事があるのを俺は思い出した。

「……林檎」

/ 630ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp