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モノクローム【NARUTO】

第15章 見聞と新聞と、建前と本音と



——point of view 見聞 フミ



私の一族は、代々マスコミの役割を担っている。

有名人のスクープや、特ダネ。どこよりも早く どこよりも衝撃的なネタを追い、世に送り出して来た。

それは私も例外では無い。


階級こそ下忍になったばかりで、戦闘能力は高くないものの。私が書く記事は、いつも周りからなかなかの評価を獲得していた。
とは言っても…

今はアカデミー内の、アカデミー新聞のみの話。

いつかは絶対に、私も世の中に認められるような 凄い記事を書き上げてやる!

そんな私が、今目を付けているのは…


彼女。中崎エリだ。
これこそ久しぶりのビックスクープ!!

この記事が書き上がれば、アカデミー内全員を驚かせ 楽しませる事必至。


私が掴んだ情報によると、彼女はなんと三人の男性からアプローチを受けているという。

その三人というのが、驚きの面々なのである。

まずはエリート忍者はたけカカシ。彼は一部の女子から絶大な人気があり、頻繁にラブレターや告白を受けている模様。

そして次は、うちはサスケ。彼については多くを語る必要はないとは思うが、同期にとどまらず年下年上から絶大な人気を誇るモテ男である。

最後はなんと、四代目火影である。これについてはさすがの私も怪しいと思っているのだが、なんとアカデミーの廊下で求愛していたという話まである。


これらが事実だとして。そして もし記事に出来れば…また私の華麗なるデビューへと一歩近付くこと必至。

その為にもこのネタ…確実にあげてみせる!!

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