第10章 仕事と自立と、喧嘩と鯛と
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……✂︎……✂︎……秘密の袋とじ…✂︎……✂︎……
●女将さんの暇つぶしと、バッテラの良心
「はーー、アンタ、凄い包丁さばきだね!魚屋で働いた事ないんだろ!?」
『はい』もくもく
「よっぽど魚が好きなんだね!」
『はい』もくもく
「…アンタみたいのが、うちに嫁に入ってくれたらねぇ」
『はい』もくもく
「ほ、ほんとかい?」ニヤリ
『はい』もくもく
「じゃあ後で婚姻届貰ってくるから書いてね!あーあと印鑑も必要さね!」
『はい』もくもく
「も、もうやめてやれよ!」さすがに不憫だ!