第13章 島
すると、エルヴィンは私の隣に来て島を一緒に眺めた。
そして、「ここの景色はいつ見ても綺麗だ。」と言う。
私も、「綺麗で」
「そうね、いつ見ても飽きない景色…。ずっと見ていたいな…」と、イルゼが言う。
私に話しかけているんじゃなかった。イルゼさんと話しているんだった。
私は少し切なくなった。
私は黙って島を見つめる。綺麗なのに私の心は切ない。
しばらくして二ファがやって来た。
「おにょ!思い出作ろー!」と、二ファは私の隣にやって来た。手に何かを持っている。
「いいよー!…何それ?」私は見たことがない物で少し不思議に感じた。
「これはね、写真を撮る道具なんだ!おにょの島にはないのかな?チェキっていって、ここで写真を撮って、しばらくするととった画像が浮かび上がってくるんだ!ゲルガーさん、撮って貰えます?」二ファはと言ってゲルガーにカメラを渡した。
そして、ゲルガーは
「あぁ、じゃあいくぞ?」と言う。
「え、どうすればいいの?」私は何をすればいいのかわからない。
「チーズ!って言ったら笑顔でピースするの!いくよ?」と、二ファは言う。
「早くしろよ?はい、チーズ。」と、ゲルガーは言う。
私は二ファに言われた通りピースをして笑顔でカメラを見る。
「…カメラ見つめてどうなるの?傍からしたら変な人じゃん」
私は思った。
すると、ゲルガーの持っているカメラからピーピーっと音を立てて白い紙が2枚でてきた。
「ゲルガーさんありがとうございます!」二ファはそう言い、出てきた紙、1枚目を持って上下に振っていた。
「ほら!おにょも振って!」と、私にもう1枚を渡してきた。
「え?あぁ、うん。これ振ってどうなるの?」
私は白い紙を上下に振った。
すると、白い紙から画像が浮かび上がってきた。
「…!?え、何これ?凄い、私と二ファが写ってる!!えぇ…凄い」
私は驚いた。なんとこの紙には私と二ファと後ろの背景が綺麗な色で映っていたのである。
「凄いでしょ?これもこの島にあるんだ!…ちょっと高いけどね!これ1枚あげる!これが私達の思い出だよ?」と、二ファに言われた。
「え!貰っていいの?嬉しい!ありがと!ずっと大切にするね!」と、私は二ファに言う。