第13章 島
そして、昼食を皆で食べる。
私は一向にエルヴィンを見れなかった。会話もせずにひたすら黙って食事を摂る。
エルヴィンを少し見てみる。だが、イルゼと楽しそうに話している。私は溜め息がめ出る。私の方なんて見向きもせずに…
「…おにょ?どうしたの?やっぱり口に合わなかった?」と二ファは私に話しかけてくれた。
「ううん。美味しいよ。島につくのがすごく楽しみ…。でも、二ファにしばらく会えないって考えると…寂しいんだ。」(気遣ってくれてありがとう。二ファは優しいね)
私は二ファに笑顔を見せる。
「そうだね…。でも帰りに会えるよ!今を楽しもうよ!私もおにょと友達になれて嬉しかったよ!」と私を見て微笑んでくれた。
「…二ファにも素敵な人が見つかるといいね。私はずっと祈っているね!」と、私は言う。
「えぇ?私はそんなの大丈夫だよー!今が幸せなんだから!」と二ファは言う。だが、一瞬リヴァイを見た。そして少し顔を赤らめて俯き、食事を再開する。
「…あ!(もしかして、二ファって兵長が好きなの?)」と、私は二ファの耳元で言ってみた。少し意地悪だったかな…
すると、二ファは耳を赤らめた。
「…///」
(図星…うぶいな…ふふっ)二ファは意外とわかりやすかった。
「へぇー…そうなんだ…私の事からかってきたくせに自分のことになると鈍いんだね…ふふっ」と私は二ファを見てニヤけた。(私のことからかった仕返しじゃ)
「別にそんなんじゃないし…おにょの方が鈍いし…さっきだって私がせっかくエ…」
「二ファ!これすっっごく美味しかった!兵長もそう思いません?…って、紅茶飲んでるんですか?兵長。食べ終わるの早いですね…」と、私は焦ってしまった。(せっかく団長はイルゼと喋っているのに中断させては申し訳ない…。)私は二ファを少し睨んだ。
すると、二ファはニヤけた。
「…お前らが遅いんだろ。もうすぐ島につく。早めに準備しろよ。」と、怒られてしまった。
「…二ファ、ゲルガー、イルゼ。今まで世話になった。ここの飯は悪くない…。釣りもよかった。…俺は今から準備をする。」と、皆に言い、リヴァイは自室へ戻っていった。
「…ふふっ。怖い顔して…でも、お礼はちゃんとしていくんですね。可愛らしい…。」と二ファは言う。