第10章 揺れる心
と思ったが、二ファは
「ええ?いいんですか?こんなの素敵なお土産じゃありませんか!」と、二ファはとても嬉しそうに喜んでくれた。
「…味はパサパサだけどね…。でも長持ちするから壁外調査ではこれを持っていくらしい…」
「そうなんですね。(もぐもぐ)なんか兵士になった気分!美味しいな…」と、二ファは美味しそうに食べてくれた。
(食べる姿も可愛いなー…)
などと思っていると、誰かの足音がした。
「(小声)…誰か来た?」と、私はびっくりした。
(起こしちゃったかな?)
「(小声)ですね、誰でしょう?」二ファも少し驚いている。
「(小声)こんな夜中に起きる人は居ないと思いますが…」と言っている。
(まって、ひょっとしたら…盗賊でも出たのか!?)私は少し焦った。
(ここで皆が殺されたらおしまいだ…。私が何とかしなくちゃ…二ファを守らなくては…)そう思い、足音のする方に行き、私はそいつを捕まえることにした。
「(小声)二ファ、ここは私が抑えるから来たら逃げてね?」
と言った。
「(小声)ゴクリ…うん。わかった」と、二ファも焦っていた。
そして、だんだん足音が近づいていく。
そして、
ドアが開く。
すると、二ファは驚いて
「あ!おにょさん!ちょっと…」
と言ったがもう遅かった。
私は相手の体に体当たりしようと思い、お腹に突撃していた。
だが、その体はビクともしない。
(しまった…とてもガタイがいい。私じゃ無理だったか!?)
と、思っていると、
二ファがびっくりして、
「…おにょさん…あの
抱きついているの…
団長ですよ…」と、言った。
「ん?」
私が上を見上げると、
青い色の瞳がこちらを向いて、
「 …おにょ、夜遅くに私に抱きついてどうした?
怖くて寝れなかったのか?」と
私が抱きついた相手は
エルヴィンだった。
(え!?エルヴィン団長!?嘘でしょ?てっきり盗賊でも出たのかと…って二ファさんめっちゃ笑い堪えているじゃないですか!!)
私はびっくりしてエルヴィンから離れた。
「あ…あの…す、すいません/////変なことしてしまって…てっきり盗賊でも出たのかと…だからその、あの、頭突きしようとしたんですけど…」