第8章 叔父
叔父としては孫の記憶が無いことは悲しくなるだろう…
すこし会話をして船に乗った。
リヴァイが先に乗る。
(おにょは登って来れるだろうか?船自体初めて見るらしいから怖いだろう…)私はそう思い、おにょに手を差し出した。
そして、この手の上におにょの手が乗る。
(小さい手だな。骨が折れてしまいそうだ…女性の手はこれほど小さなものであるか…?)私は疑問に思いながらも彼女の手を引っ張った。
(これから仕事か…今回は少なくて良かった。またハンジが溜め込まなければいいんだが…)私はスケジュールを考えていると、おにょが話しかけてきた。
私のこれからを心配しているらしい。生憎仕事があるのだが…
すると、彼女は「私も手伝いますよ!」なんて言う。そんなに手伝いたいのか?
それとも、私に気があるのか…それはないだろう。この前なんか私のエルヴィンを蹴ってきたのだから…。あの時は気絶するほど痛かったよ…私が調子に乗ったのが悪いが。
そんなに手伝いたいのなら仕事をさせようか…まぁ、やることもないが。
そして、彼女に近づき、資料を渡す。だが、彼女は目を合わせてくれない。どうしてだろう…不意に私は彼女の目線に顔を合わせた。
すると、彼女はびっくりして顔を赤らめた。
(…可愛いな。その反応は私だけに見せてくれ。)と心の中で思った。そして、部屋を出ていく。仕事をしてからゆっくりしよう。
…
しばらくして自分の仕事が終わった。
休憩していると、誰かがやってきた。
「エルヴィンさん、少しお話してもいいですか?」と、イルゼがやってきた。
「あぁ、君はイルゼだったか?」というと、彼女は嬉しそうに
「はい!」と答えた。
(どうしたのだろう…)
「どうしたんだ?」
私は聞いた。
イルゼは
「エルヴィンさんとお話がしてみたくて…」と、少し恥ずかしそうに言った。
「いいよ。(君もおにょと同じ島にいるようだから少し探ってみるか。)」私はそう思い、イルゼの後に続いて言った。
イルゼは船の屋上に行った。エルヴィンはイルゼの隣に立って話をした。
「エルヴィンさん、海って綺麗ですよね…」
「あぁ、そうだな…綺麗だ。」こんなに広い海があるとは思わなかった。
「壁の中ってどういう感じなんですか?」とイルゼに聞かれた。