• テキストサイズ

うさぎさんの日常

第13章 第十三話 ノラさんの過去


ノラさんのレストランはまだ開店前の準備中です。

「エミリー、ちょっと食べてみてくれる?」
レストランで出すデザートを運んできたリスのエミリーさんに試食をお願いしました。
「ん?なんか美味しくない…
ノラさん、どうしたの?これ?」
エミリーさんは、出されたノラさんの料理を食べてから聞きました。
「う~ん、やっぱりアレがないと駄目だな」
ノラさんは独り言を言いながら何かを探し始めました。
「アレって?」
エミリーさんは首を傾げました。
「うん、師匠に貰った秘伝の調味料がなくなって、今回代わりの調味料を使ったんだ
やっぱりそれだと美味しく出来なくて…」
そう答えてから、また何かを探し始めました。


「エミリー、店はしばらく休業にするから…
それとちょっと出掛けてくる」
「えっ?あっ、ちょっと待って!ノラさん!」
ノラさんはリュックサックに探し出した道具をいろいろ詰めて、エミリーさんが止めるのも聞かずに店を出て行きました。

エミリーさんがお店の前で呆気に取られている所にうさぎさんがやってきました。
「エミリー、こんにちは
店先でどうしたの?」
「うさぎ!大変よ!
ノラさんが出てっちゃた!」
うさぎさんはびっくりしました。
「えっ?ノラさんが?
何かあったの?」
すると、エミリーさんはいつも使ってる調味料が無くなった事を話しました。
/ 62ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp