Happy Birth Tea(進撃の巨人)《リヴァイBD》
第6章 present for you
『おいおい、返事が急だな…』
『だって…早く伝えたかったんですよ?私もリヴァイさんが好きって…』
――――こいつの「好き」は破壊力ありすぎた
『そうか…それは悪かった。後で、たっぷりと俺も好きって言ってやる』
『はい!』
――――分かってるのか?ベッドで…だけどな。
『はーい!お二人さん、ここまでっ。私たちがいるの忘れちゃ困るよ~』
『リヴァイ、フユと2人になりたい気持ちは分かるが今から君の誕生日会とクリスマスパーティだ』
『スンスン…久しぶりの肉の匂いだな。フユもしっかり食えよ』
ぞろぞろと料理が運び込まれ、温かいスープや骨付きの大きな肉、定番の茹でた芋、固くない焼き立てのパン等豪華な食事が並んだ。
『わぁ~!リヴァイさんすごいですね!』
『貧乏兵団の割にはやるじゃねぇか。肉は争奪戦になるからな…フユ、俺たちもさっさと席に着くぞ』
エルヴィン達が先に歩き出し、リヴァイとフユも後から着いていく。
『なぁ…フユ…』
『何ですか?』
料理を見ながら振り向くと、リヴァイがフユの後頭部を引き寄せ、チュッと軽くキスをする。
『――!!?み、皆さんいますからっ!!』
顔を赤くして小声なりの大声を出す。
『誰も見てねぇよ。もうフユは俺の女だ…色々覚悟してもらわねぇとな』
ニヤリとするリヴァイにフユは更に赤面する。