第4章 ブレスレット
それからお兄ちゃんと2人で資料をまとめるけど、終わらなかった。
5時がすぎて、ほとんどの社員は帰っていた。
お兄ちゃんに一緒に帰ろうと誘ったけど、まだ残るって言った。
あの女の子もまだ帰らなかった。
だから私は寮に1人で帰った。
やっぱり寂しい。
ごろんと居間に寝転がって天井を見上げる。
この体勢……
資料室での出来事を思い出した。
何故か顔が熱くなった。
お兄ちゃんとの距離が遠くなって無かったら、あのままキスしていたのかな。
唇をさわる。
『お兄ちゃん……』
自分の手が下の方にのびる。
指先が下着に触れて、割れ目をなぞる。
ドキドキする。
下着越しじゃダメ。
指を下着越しにじゃなく、直で触る。
『ふっ、…ぅ』
指を1本ナカに入れてみる。