第2章 冷たい雨
「ちゃんって全然危機感がないよね?」
雨音が轟く中太宰は言った。
『えっ…?』
が短く発すると「ほら」との胸元を指す。
『あっ…』
雨に濡れて、肌が透けて見えている事に今更気づいて顔が熱くなる。
「それにそう簡単に男の部屋に上がっちゃダメだよ」
太宰はの方へと近づく。
『え、あ、の……』
突然のことでは今の状況が分からなかった。
ゆっくり押し倒されて、太宰と目が合う。
「凄く無防備だ」
そう言っての身体のラインの指でなぞる。
『あっ…』
変な声が出ては咄嗟に、口を手で抑えた。
太宰の手が胸に伸びた。
「可愛らしいね」
胸をやわやわと揉んでいると、「あれ」とある事に気づいた。
「もしかして、サイズ合ってないんじゃないかい?少しサイズが大きいと思うよ」
さりげなくプチプチとボタンを器用に外す。
『え、やっ、あのっ…』
の言葉なんか気にせず、「やっぱり」と太宰は呟く。
「綺麗な形なのに」
『……っ』
いつの間にか上の服を脱がしていて、胸の頂をコリッと摘まれて転がされる。
『んッ…ぅ、やっ、ぁ』