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【黒子のバスケ】黄瀬君!あなたの彼女に立候補していいですか!

第6章 ドキドキの友達作りスタートです


杏奈が海常高校に着く頃には、既に校門付近は海常生でごった返しになっていた。

『あちゃー、出遅れたか。
これじゃ、クラス分け見れないよー』

自分のクラスを確認する為、人混みを掻き分けて行くと


『・・・・・。』


見えん!!
てか、前の人少しは気をつかえよ!!
お前の所為で全然クラス表見えねーよ!!!

自分の名前が確認出来ないことに1人で悶々としていると誰かの肘が杏奈の頭に直撃する。
『っつ!!』
「あ、悪ぃーな!」

「何やってんだよ、お前」

だってよー、小さくて全然見えなかったんだもんよーと話しながら、去って行く男A.Bに対し、怒りのバロメーターが上がりそうになりながらも、とりあえず本題である自分のクラス表を見る事に専念する。

「あ、あった!! 私のクラスはーっと...」

ようやく自分のクラスを見つけた私だったが、そこで先ほど自分と会話をしていた男の名前がある事に気が付く。

「き...せ...?」

『黄瀬涼太』

(さっきの金髪君と同じ名前じゃん!!!)

同じクラスだったのかーと、呆けていると突然、「キャーーー!!!」と黄色い嬌声が聞こえてきた。
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