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【黒子のバスケ】黄瀬君!あなたの彼女に立候補していいですか!

第3章 やってきました、大日本帝国


「まあ、何はともあれアンナは黙ってさえいれば美人なんだから、自分をそんなに悲観する事はないよ。ただし、黙ってさえいればだけどね。」
『おい、ちょっと待て。色々ツッコミたいところはあるが、何でそこ二回言った殺す。』

自分よりも数十センチは高いであろう氷室を見上げながら問い詰めると、華麗にスルーをされた。私って、いつもこんなんばっかじゃね....

「アンナだったら、日本の学校行っても上手く馴染めるよ。そんなに心配する事はないんじゃないかな?」
『........。』
実は、日本に行くと決めた時からずっと、私は上手くやっていけるのか不安だったのだ。時折無意識のうちに、首元にぶら下がっているタツヤとタイガとの3人の義兄弟の証であるリングに触れていた事に気付く。
だからといって、察するタツヤはエスパーか何かか。怖すぎる。
しかし、自分の事を理解してくれる人がいるっていう事が何よりも嬉しかった事は確かだ。

やっぱり、持つべきものはお義兄ちゃんだよねー。でも、
『.....ありがと。』

「...っ!!」
ふわりと笑顔を見せる杏奈に対しなぜか、タツヤは顔を真っ赤にさせていると、
『あれー?タッちゃんもしかして、照れているんですか?まじ?ちょーウケるんですけどー!』
「いや、違うから。アンナの酷くなった二重顎を見て、哀れに思っただけだから。」
『なんだと!?人が気にしている事を!!!タツヤまじで殺す!!』
「...ぷっ。ははははは!」
『もうー!!何笑ってんの!?』
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