第6章 無限列車〜救済〜

『え、師範本気ですかっ？！』
「あぁ！俺は今回の任務を持って柱を引退する事にした！」
『ですが、あの…え？！』
「左目もやられてしまい、まだ片目だけでは上手く出来ない。この状態では今までの柱の仕事は難しいだろう。」
『…そんな、』
「お館様も認めて下さった。決まった事だ！しかしだ！鬼殺隊を辞めるわけではない！また柱になるべく精進するのみ！」


柱を引退すると言い出した杏寿郎に驚く雪だったが、初心に戻り、もう一度柱を目指すことを目標に掲げた杏寿郎に『やっぱり師範はこうでなきゃ…』と思っていた。


「どちらが早く柱になるか競争だな！」
『私は柱にはなりません。ずっと師範の下で、師範の手となり足となります。』
「よもや！それは何やら小っ恥ずかしいな！」
『ふふ、これからも宜しくお願いします。』








fin.




あとがき↓

煉獄さん救済夢…如何でしたでしょうか？
全くもって甘い要素はございません。笑
甘々は次回作から入ってきますので、もし宜しければお待ち下さい。

原作を読んだ時から、ずっと、このifを考えていました。映画が公開になり、煉獄さんが喋って動いているのを見たら居ても立っても居られず…

私の中では、煉獄さんは永久不滅です！
煉獄の兄貴ーーー！！！