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【リヴァイ】もうしばらくこのままで【R18】

第1章 もうしばらくこのままで ※R18








いつも通り食堂で昼食をとっていると
突然肩を叩かれ振り返る。



そこには会いたかった人



ーーーーーリヴァイ...!



心春が呟き終わらないうちに
リヴァイは耳元に顔を寄せる



「今夜、俺の部屋に来い。」



えっ...!?



それだけ言い残すとリヴァイは
踵を返して食堂を出ていった。



(もちろん、私に拒否権はないよね...)



いきなり現れたリヴァイと
伝えられた言葉の意味に
一気に顔に熱が集まるのが分かる。

この状況を周りに悟られまいと慌ててふぅと小さく息を吐く。


「あれ?心春さん、顔赤くないっすかー?」


ぐるぐると思考が回るなかで
いきなり話しかけられハッとする。


「あっ!? ああ、ジャン...お疲れ様!」


目の前には昼食を乗せたトレーを持ったジャンが立っていた。

ジャンは素っ頓狂な声を上げる心春を見てハハハと明るく笑いながら、ここ座りますねと前の席に腰を下ろす。


「心春さん、眉顰めたり顔赤くしながら百面相してたんで遠くからでもすぐ分かりましたよ。」


「わ、私そんな変な顔してた...!?」


ジャンの言葉に小さく頭を抱える。
もともと感情が顔に出やすいタイプだが
自分がこれ程とは...。


「面白かったっすよ〜!もう暫く放っておいて見とけば良かったかもしれないっす。」


ジャンは目尻に涙を貯めながら思い出したようにまた吹き出して笑っている。こちらは頬を膨らませて抵抗してみるが全く効果はないようだ。


「もうジャン、バカにしないでよ〜」


いつも馬鹿にしてくるジャンだが、私にとっては大切な後輩であり、どうにも憎めない奴。


ああだこうだとジャンとの攻防を続けながら昼食をとり、食堂を後にした。




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