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【ポケモン】溶けるような恋がしたい

第12章 波乱のジムチャレンジ




キバナside


オレの頬を優しく撫でる感覚で目が覚めた

ヌメルゴンが勝手に出たのか?


最初はそう思ったけど、美味そうな料理の匂いと、明らかにポケモンでは無い指先にマイなのだと確信した


狸寝入りをしたまま、マイが何をしているのか感覚で考える


オレの顔にかかった髪を後ろに戻して、ツーブロックを楽しむように髪を触った


「キバナ…ご飯できてるよ〜」


あー、起こしに来てたのか。

頭の片隅でやましい妄想をしていたオレを心の中で殴る

あれ、そう言えばオレちゃんと毛布掛かってるっけ、


今仰向けだから毛布かかってないとヤバいんだけど

……その、オレのマグナム、主張激しいから……


「キバナ〜、早く起きてよ〜」


マイの手がオレの脇腹に置かれる

まずい、気づかれるか?


オレは自然を装って寝返りをうつ。

けれど、それも墓穴を掘るも同然の事で……


「キバナ、毛布掛かってないよ……」


そう言ってマイはオレに毛布をかけ直す

起きろって言ってる癖に毛布をかけるマイにどっちなんだよ、と突っ込みたくなる


いや、そんなのどうでもいい。

なんでマイは黙ってるんだ?

毛布を握りしめたまま固まってるんだ?


……ばれたのか?


「キバナー?」

「ん……」


薄く目を開けると目の前にあるのは端正に整った顔と至高の谷間

日々オレが触りたくてたまらないもの。


吃驚して思わずへあっ!?と声を出すと、あ?起きた?なんてオレくらい間の抜けた返事が返ってくる


「あー、ああ……起きた」

「良かったあ、早く来てね、ご飯冷めちゃうから」

「おー……」


にこにこと笑って部屋から出ていったマイ、部屋に一人残されたオレ。

頭の中で先程の記憶をフラッシュバックさせて妄想を膨らませる



オレさま、今日マイの事まともに見られないかも。




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