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【ポケモン】溶けるような恋がしたい

第11章 ここからが本番




いや、何言ってんの?公共の場なんだけど、リーグ前日に炎上とかヤダよ


そんなこと思っていても、やっぱり本心は出てしまうもので徐々に私の顔に熱が集中していく

冗談で言ってるのはわかってる、わかってるけど!!

嬉しくてつい口元が緩んじゃう…


「何言ってるんですか、キバナさん。師範と結婚するのはオレですよ」


またもや歓声が湧く


「いやいや、何言ってんの?大声出さないでよ、目立っちゃう」


もう手遅れなのだろうけど、一応言ってみる

いや、だって、ねぇ?

なんかカガリまでそんな事言ってるし…

恥ずかしいやらなんやらでもう死にそう


「行こ、もう……全く…」


男の子に手を振ると元気に振り返してくれた

ほら、行くぞ、なんてキバナに言われて手を繋がれる

そして平然とカウンターの前を素通りして外へ出た


「あれ、お会計は?」

「あーオレが払った。」

「え!?結構高かったでしょ?」

「まあな。けど、オレが1番食ったし」


納得できない、と言おうとすると、私より先にカガリが口を開いた


「随分遠回しな言い方ですねキバナさん。正直に行ったらどうです?師範のこと「ちょちょちょ待ってくれよ、マイに聞こえてたらどうすんだ」


キバナがカガリを捕まえて、何やら耳打ちをする

何を話しているかはわからないけれど、どうせくだらないことだろう


「早く帰ろ?カガリ、送ってくよ」

「あ、はい」

「じゃあオレはマイを送ってく〜」

「そしたらキバナ一人になっちゃうよ」

「え〜、じゃあオレん家泊まってく?その方がカガリん家にも明日のスタジアムにも近いだろ」

「あ〜そうだねぇ。じゃあ行こうかな、着替え持ってくから家には寄るけど」

「お二人は本当に付き合ってないんですか?」

「?そうだけど」

「いえ、別に……」





キバナside


ちなみに、その日と次の日のポケスタのトレンドは、1位マイ2位キバナ3位カガリ4位3P5位キバマイ6位神対応7位結婚8位嫁、とオレたちの事が大きく話題になっていた。

あのレストランの件、結構ニュースになってたな……



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