第9章 師弟+α
いきなり現れたキバナは、月の石が欲しいといったあと、いきなり雪へ飛び込んだ
風邪ひくから起きてって言ってるのに一向に起き上がらない
「月の石!!!キバナさまは行くぜ!!!」
「えっ?」
頭に雪を積もらせながら、キバナが勢いよく立ち上がった
……絶対ネズに負けたから頭おかしくなってんでしょ……
「行こうぜ。途中でウェルズ氷も食いに行こう」
「行く!!!ちょっと待ってて!!」
「おう」
こうして私は、ポケモンをボールに戻したあと、キュウコンとカガリを残して、キバナと一緒にウェルズ氷を食べに行くのだった。
……ジムチャレンジまで、あと1ヶ月を切った日のことだった。