第7章 再来
《2次面接》
「いいの?私で。ここはこおりタイプのジム。ほのおタイプに染まりたいならカブさんのと……」
「俺はマイさんがいいんです。」
「へ、へェ〜」
あまりの押しに、マイは動揺する様子を見せた。
てか、マイはマジでコイツを弟子にすんのか?
弟子ってことはあれだろ?マイといつも一緒ってことだろ?
それにポケモンバトルも0から100まで手取り足取り教えるってことだろ?
手取り……足取り……
それにコイツ、中々イケメンだしよ…
マイが取られるかもしれねぇ……
「マイさん、俺本気です。」
そう言ってカガリはマイの手を握った
「えっ、ちょっと、」
「本当なんです。俺の目を見てください。」
「えと、、その……」
おいおいおいおい、待てよ!!
手を握るのはアウトだろ!
ほら見ろよ!マイだって顔赤くなってんだろうが!!
……顔が赤く……???
「お、おい、一旦落ち着こうぜ?な?」
マイ、まさかコイツに惚れたんじゃねぇだろうな……。
俺が落ち着くように声をかけると、二人の手は離れた。
そしてマイはオレにそっと耳打ちをした
「ね、見えちゃったんだけどさ、彼、絶対私のファンだよ」
うきうきとした表情で言ったマイにほっと安心する
なんだ、惚れたんじゃなくて嬉しかったのか。
……***
その後彼は、半強制的にマイの弟子となった。
ああ、騒がしくなりそうだな……。