第4章 女子会
某日
シュートシティのカフェの一角
そこではジムリーダーの女性陣による女子会が開催されていた
会話の内容は主に恋バナ
なのでサイトウちゃんは恰好の餌食である
そう思っていたが、、、
「ねぇマイ、最近どうなの?」
「へ?何が?」
サイトウちゃんを一通り弄り倒し後、のほほんとスウィーツを食べていた私にルリナちゃんが声を掛けた
「何がって、、キバナの事よ」
「あ、それ、私も気になりますっ」
ルリナちゃんが呆れたように言うと、サイトウちゃんも食い気味に後を続けた
「え、何もないけど…?」
「アンタねぇ……アタシらが気づいて無いとでも思ってるのかい?」
ポプラさんが私の額を指でツン、とつついた
「そうよ、好きなんでしょ?キバナの事」
「えっ、あ、…え?いや、違、、わない、けど…」
顔に熱が集中していくのがわかった
助けを求めるようにサイトウちゃんを見るが、私と目が会うとニッコリと微笑んだ
「ふふ、、顔真っ赤ですね」
「そ、そんな事、無い…」
ぽっとマイが頬を染めて俯くのを3人は微笑ましげに見つめた
「ね、いつ告白するの?」
「告白!?…そんな大それた事私にはできないよ…」
「「「えっ!?」」」
目の前の3人は口を揃えて声をあげた
「アンタら、どう見たって両想いだろう!?」
「違いますっ!私が勝手に好きなだけですっ」
ポプラさんに目を見開かれながらも自分の主張を返す