第15章 社畜になりました
コンコン
「キバナさあん?コーンポタージュお持ちしましたよ〜」
突如鳴ったドアを叩く音に体を震わせる
あーっ!!ビビった〜!!
「!?お、おう!ありがとな!!」
ドアノックされてなかったらオレさま見つかってたじゃん!!
自分が今イケナイコトをしようとしていたという事実に罪悪感を感じる
「うわ、マイさん凄い寝相ですね〜」
フブキは机の上にコーンポタージュが入ったマグカップを乗せると、慣れた手つきでマイにブランケットをかけた。
「じゃあどうぞごゆっくり〜」
へにゃ〜っと笑ってフブキは退室して行った
いや、ごゆっくりって……
「バレてた……のか??」
ウェルズスタジアムのスタッフ達は基本的に感情が読めない。
心が通ってるのは本人たちとマイくらいだろう
いやいや、この部屋カメラも何もないしな……
……でもバレているのなら……
少しくらいオレの事応援してくれよ…………???