第2章 悪戯心
するとマイは自身のスマホロトムを取り出し、何やら調べ始めた
「え、やだ、、っ嘘ぉ、、……見てよ、これ」
マイの手から受け取ったのはオレのSNSの配信画面
既に配信は終了している画面には多くのコメントが書き込まれていた
_もう結婚しろ
_素の2人が可愛すぎる
_これで付き合ってないのか……
_非リアの現実突き付けられた
_俺もこんな彼女欲しい
_抱き枕で喜んでんの可愛よ
_お互いの事見すぎだろw見てるこっちが恥ずかしいわ
あげればきりが無い程のコメント量
「私そんなにキバナの事見てた?恥ずかしい〜……」
顔を真っ赤にしながらオレと一緒にスマホを見つめるマイ
「あー、、、やべぇな」
そのあまりの可愛さに語彙力を失う
「んん〜、、、キバナもう行こ?時間無くなっちゃう」
「そうだな、よし、行くか」
マイはノソノソと起き上がるとオレの手を引いた
オレもその手に応えるように起きあがる
この関係はいつ終わる日がくるのか
そう考えた時オレはいつも、マイに恋人が出来た時だと思う
その恋人とは誰だろう
一般人か、ジムチャレンジャーか、ジムリーダーか、はたまたオレか。
いくら考えてもその答えなんて出てこない
だが、取って食っちまえそうな距離にいるマイに正直いつまで心臓が持つかなんてわからない
それでもオレはマイの嫌がる事はしたくない
「……キバナ?」
オレの顔を覗き込むマイで我に返る
「ん、あ、ああ…、、マイ!!今日はこのオレサマが奢ってやろう!」
「ホント?やったーっ!!!ふふっキバナありがとうっ」
「ほら、はやく行こうぜ?」
オレいつまでもマイの傍に居たい
どんな関係であっても