第8章 変身!ちぇんじまじっく!❥織田信長
なぜ伝わったのかは知らないが、とにかく伝わったのだ。
私は必死で頷いた。
「お前、今日は俺のところにに来るか?華も居ないんだろう」
(いいの!?)
また私は必死に頷いた。
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そんな事もあって、私は天守に来ていた。
信長様は私に文机に座れと言うので、
私は文机に座り、信長様は文机の前に座った。
すると、ふいに信長様が呟いた。
「...あやつがいないと、寂しいな。」
(...え?)
「きぃ...?」
...どういうこと?
「なんでもない。お前に関係することではなかったな。」
そう言って信長様が私の頭を撫でた。
(こんな優しい信長様もいるんだ...)
いますごく、人間に戻りたくなった。
(いやいや!まだ信長様の心を聞けてない!)
そういって頭をぶんぶんふった。
「なんだ、どうしたんだ?腹が減ったか?」
私の様子を見た信長様は私のお腹が減ったと思ったのか、
「少し待ってろ。」
そう言うと信長様が天守を出ていった。
私は文机に座りなおすと、信長様を待った。