• テキストサイズ

『イケメン戦国』永遠に紡ぐ恋ノウタ

第1章 貴方と永遠に歩んでいきたい『前編』❥伊達政宗


それはただの決めつけに過ぎなかったが、
私の中には事実のようにすとんと落ちてきた。




そして初めて悲しい、という気持ちが芽生えた。

「うっ...っ...ひっく...」

「うああああああぁ、っ、ひっ、うあぁぁぁぁ」



初めて子供みたいに泣きじゃくった。

愛されていないという事実がこれだけひとを悲しくさせるなんて知らなかった。...知りたくなかった。

「っ、うわあぁぁ、ひっ、っ、うわぁぁぁあ」

溢れだしたらもう
止まらない。




その日は泣きつかれるまで泣いていた。











ピチチチチ...


「ん...朝?」
どうやら泣き疲れて寝てしまったらしい。

泣き疲れて眠るなんていつぶりだろうか。

そんな事を思ってたときだった。


「ようやく起きたか、ねぼすけ。」



(え...)




襖が開いた音がして振り返ると最愛の人がほかほかの朝餉を持ってくる姿があった。




「お前がこんなに、眠るなんて久しぶりだな。」
「なにしてたんだ?」



...なんでここにいるの?



あの綺麗な女の人は??





なにしてたはこっちの台詞だよ。





あの綺麗な女の人と2人で何してたの、?







それなのに、こうして私の側にくるの?
どうして?



分からない、わからないよ。



「私は...分からない。政宗が分からないよ...」



「え?」







「政宗は一体なにがしたいの??こうして私を弄んで楽しかった?」





「え?」




私はもう..限界だよ。










/ 487ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp