第14章 君と私の恋愛予想図❥真田幸村
「...なぁ、華。聞いてくれるか?」
その言葉に華がゆっくりと顔を上げる。
少しだけ、目に涙が溜まっていた。
それでも俺は言葉を続けた。
「...俺は、お前がいないと生きていけない。」
改めて華に伝える。
華がひゅっと喉を鳴らす音が聞こえた。
「俺は、お前と永遠に居たいって本気で思ってる。だからこそ逢瀬も大事にしたいし、お前との時間もほんとに大事だ。」
そこまで伝えると華が本当に?と言いたげな目で見つめてきた。
でも、これは本当の事だ。
俺はまだ続けた。
「俺達が最近ずっと喧嘩してるのは俺もお前も感じてることだけど、俺のお前への気持ちなんて途絶えたことが一度もない。断言できる。」
またそこで切ると華が今度はうるうるとした目で見つめてきた。
まだ続ける。
「俺は、お前が俺の隣にいることに意味なんて必要ないと思ってる。たとえ何回喧嘩をしようと仲直りをすればいいだけだ。きっと俺達は上手くやれる。」
漸くそこまで言い切ると、華が口を開いた。