第14章 君と私の恋愛予想図❥真田幸村
華が、俯いてしまった。
きっと、俺達の関係についてどうすればいいのか、途方にくれたんだろう。
俺はあいつの部屋に入っていきなり言葉を口にした。
だが、あいつが俺の言ってきた言葉に反撃してくるとは本当に思ってもみないことだった。
だが、その後二人で散々叫んで、俺は華の気持ちを、華は俺の気持ちが理解したような気がした。
それを華に伝えると、
華は本音ともとれるような言葉を紡いだ。
俺はその話を黙って聞いていたが、途中で顔を下げて今の状況。
というわけだ。
...もしかしたら、十分に伝わっていないのかもしれない。
俺はお前が側にいてくれたら何でもいいこと。
お前の笑顔を見れる為なら何でもすること。
お前が俺の隣にいるのに、理由なんていらないこと。
全部全部、伝わっていなかったのかもしれない。
ならば、きっと今が伝える時だろう。
二人の関係を今一度取り戻す為に。
そう思って俺はゆっくりと言葉を紡いでいった。