第13章 レモン大事件❥明智光秀
「え、いいんですか!?」
「あぁ。」
信長様が頷く
レモンが大好物までは行かないけど好きだった私は素直に喜んだ。
「ありがとうございます!」
私がにこにこ顔で喜んでいると...
「貴様にはもう用はない」
信長様がいきなり言った。
「...光秀。あの領地のことで話がある。」
信長様がそう言うと、光秀さんが頷いた。
「御意。」
そこで光秀さんが私に向き直って、
「部屋で待ってろ。すぐ終わると思う。」
それに信長様も便乗する。
「あぁ。すぐ終わる。」
「分かりました。部屋で待ってますね?」
_______そのまま天守を出た私は部屋には戻らずに...
厨房にいた。
(せっかくレモンを貰ったんだから新鮮なうちに食べたほうがいいよね?)
そう思ってレモンを切ると。
(わあっ!)
綺麗なレモンの果汁がきらきらと輝いて吹き出す。
(美味しそう....)
喉がごくん、と鳴った。