【金城剛士】あえてコトバにするなら【B-project】
第10章 絶頂エモーション.4
「健十っ。」
「ヒュー。漣、おっとこまえ。」
「つばさ、よかったじゃん。」
調子に乗った暉と健十の冷やかしがウザイ。
「ごめんね。澄空さん。大丈夫?立てる?」
「は、はひっ。大丈夫です…!!」
僕は澄空さんを抱き起こした。うん、小さくて細いなあ。
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つばさside
透さんが、わたしの体を支えて抱き起こしてくれた。
至近距離で見るトパーズの瞳は、透き通って、キラキラして、肌も陶器のような白さで、紺色の髪はしっとりとした色気を放って…
(ああっ、尊い。わたし、一生分のラッキーを、今日使い果たしました…)
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