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【金城剛士】あえてコトバにするなら【B-project】

第3章 鼓動アンビシャス.2


「上手ですよ。」

先端からぬるぬるしたものが出始めて、ミカの息が荒くなって、

「…出るっ…」

僕の顔に生暖かい白濁液がかかった。

「にがい……」

口の中に少し入ったみたいで、苦い味が広がった。
ミカは目を見開いて、僕の両頬を掴むと、我を忘れたように僕の唇を貪った。

「あ、ふ、」

ミカの胸板をどんどんと叩くけど、離してくれないし、文句を言おうと開いた口の中に、舌が入ってきて、口内を舐め回されて、ゾクゾクとした感じが背中をかけた。
やっと離してくれたときには、息切れして、クラクラして、ベッドに仰向けに倒れてしまった。

「それ、誘ってるんですか。もう僕、我慢出来ないんですけど。」
「もう勘弁してくれ!!今日のことは忘れてやる。」

僕はパジャマの前を腕で合わせて、トイレに走った。
トイレの洗面所で顔を洗って、やっと用を足した。
サラシをミカの部屋に忘れたけど、もういいやって、リビングに置いてた貴重品だけ持って、MooNsの部屋を出た。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

THRIVEの部屋に帰ってきて、真っ直ぐ剛士のベッドに入った。
剛士は慣れたように寝ながら僕に腕枕して抱き締めてくれて、僕は安心して眠りについた。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

剛士side

朝目が覚めると、慣れた体温が腕の中にあった。
なんだ?漣か。昨日MooNsの部屋に泊まるって言ってたけど帰ってきたのか。誰かと喧嘩でもしたのか。
そんな風に考えながら、布団の中でスマホのスケジュールをチェックしていた。

「ん、ごーし…」

目を覚ましたらしい漣が半身を起こすと、パジャマの前が全てはだけていて、女の子らしい丸みをもった胸が露わになっていた。

「ばっ、おい!!しまえっ!」

俺は漣のパジャマのボタンを急いで止めた。

「あ、ごめん。」
「ったく…気をつけろよ。」

パジャマを着せたとはいえ、サラシをつけていない漣のシルエットがいつもと違くて、ドギマギしてしまう。
それに、なんだか今日は雰囲気が違う。気のせいか…?
漣に背を向けてベッドから降りようとすると、漣が後ろから抱きついてきた。言わずもがな、ぽよんとした胸が当たって、朝イチの俺には刺激が強い。

「おい。なんだよ…」
「今日、できるだけ僕と一緒にいて。」

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