【金城剛士】あえてコトバにするなら【B-project】
第3章 鼓動アンビシャス.2
お腹のあたりをさわさわと触れられて、身体がぶるるっと震えた。ギュッと目を瞑るが、かぁっと顔が熱くなるのがわかった。
「ミカ、僕、トイレ…」
「連れて行ってあげますよ。また迷うでしょう?」
「もう目が覚めたよ。離せっ。」
ミカは僕の首筋に唇を付けた。チクッと痛みが走った後、リップ音をさせた。
「首筋まで真っ赤にさせて…可愛いですね。」
「僕、男だぞ。飲みすぎたのか。ミカ。」
「おや?」
ミカは後ろから僕の鎖骨をなぞった。
「漣、僕はキミの秘密に気がついていますよ。」
僕は、はっとしてミカを突き放そうと暴れた。
でもそのせいで、ミカの手が服の中に入っているのに気が付かなかった。
しゅるっといつもの締め付けが無くなる感じがして、僕の胸がたゆんと揺れた。
「へぇ、いつもはサラシを巻いていたんですね。こんなに可愛いモノを付けているのに…勿体ない。」
ミカの冷たい手のひらが、僕の胸を包み込んだ。
「あ、辞めっ…!これ以上するなら、大声をあげるぞ。」
「自分の秘密をさらけ出すことになりますが、良いんですか
?」
「…!」
ミカをキッと睨むと、ミカは満足そうにニコッと笑ったあと、僕の胸に舌を這わせた。
「あっ!んっ…んん。」
僕のものじゃないような声が出て、咄嗟に口を塞いだ。
ミカは僕の乳首を、吸ったり舐めたり、空いている方は指で転がしている。
お腹をサッと撫でられて、また身体がぶるるっと震えた。
「はっ…漣、辞めて欲しいですか?」
ミカが息を切らしているところが、なんかエロい…
「辞めろって…さっきから言ってる…っ、だろ。」
ずっと胸を弄られて、逃げるように背中をそらせて立っているから、脚が震えてきた。
「漣のせいで、こんなになっちゃったので…責任取ってください。そうしたら解放してあげますよ。」
ミカは、ベッドの縁に腰掛けて、ズボンの中から大きなモノを取り出した。
「僕が漣にしたように、僕のことも気持ちよくしてください。」
「僕は、気持ちよくなんて、なってない。」
男の人の大きなソレを見たのが初めてだったので、じっと見ていると、手を持っていかれて、握らされて、上下に動かし始めた。