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夕顔

第10章 人生も人間もバグだらけ







「皐月!!!」


こちらを見下ろす高杉の頭上へ一際大きな瓦礫の破片が落ちてくるのが見える。皐月は傘を少し縦に振り、残った弾の数を確認した。数発しか残っていないそれを瓦礫に向かって放つ。
既にボロボロの体の高杉が、無理にこちらを追いかけてこようとしていたが、砕けた中の塊の一つが頭にあたり彼は気絶した。


そして、その塊の中で1番大きいものは物凄いスピードで皐月の頭に直撃。当たりどころが悪かったのか、彼女もまた意識を失い、そのまま暗闇の中へ落ちていった。
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