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《identity》R18

第1章 リッパー


ここは、サバイバーとハンターという対立世界。
誰がこんなルールを作ったなんて私は知らない。

頭がキーンとなる音がした。重い体を起こすと、そこは大好きな世界だった。なんだか心臓がドキドキする。
何かが近づく音がした。

「え、 」

そこには自分の何倍も大きい、大きな爪を持った怪物がいた。

「り、リッパー……」

「おや、初心者ですか。狩りがいがありそうですね」

顔は一切見えないが、にたァとしているのは分かっていた。
早くここから逃げなければ……。誰か、誰かいないのか……
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「!?」
おいおい、まじかよ……みんな荘園に送られてるじゃないか……

「あ、あはは…………。。。逃げるが勝ちッッッ」
ダッシュで逃げる。あれ待って、私さっきまで何しててんだっけ?

てか、なんでここにいるの?
全部分からなくなってしまった。その間にも霧にまみれリッパーは近づいてくる。

「いやぁぃぁぁぁぁぁあ泣」
うしろおおおおおうしろにいるうううううう!!!

何とか逃げ切り、ロッカーに隠れる。
そこでまた我に返る、
私さっきまで家にいて……、、、寝てて……一体何をしたんだっけ……
てかなんでidentityの世界……というか私サバイバーなのおおお!?
し、死にたくない……泣

そうしてロッカー中で訳が分からなくなり泣いていると、カラスが集まってきた。
「荘園に送られたらどうなるんだろう……」
そんなことを考えてしまった。

どんどん近づいてくる。
嫌な歌声が聞こえる。
ついにロッカーを開けられてしまった

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