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妖精の夢~Another Story~【気象系BL】

第7章 Miracle of the Red Fairy




何度も何度も腰を打ちつけ


「あ、ぁんっ、ぁんっ、あぁ、ン…ぁ…」




淫らな水音とともに、

肌のぶつかり合う音が響いて……



メイドも艶めかしく鳴く。


その背中にぴったりくっついたまま、


翔は自身を、さらに奥まで進めていった。

「ぅ、あ…ぁ!」

「お前の中は…熱くて最高だな…」


さらに、激しく動かし始める



それに合わせて智の腰も揺れる。



「は、ぁ…ァ、ん…!」

いつの間にか抵抗を忘れた智は


離すまいと中の自身を締め付ける。


翔はそれが愛しくて、


「ホントに…可愛い…」


「ぅ、く…ぁ…!」

智の躰が強張り、

絶頂が近い……

「智…もう、限界だ…っ

出すぞ……っ!」


「しっ…しょうっ……ん…ぁ、あァぁ―!!」


二人は同時に果てた―――。




翔はヤるだけヤって、

満足したのか既に夢の中にいた。

智はスヤスヤと眠る翔を見つめ


「ヘタレのくせに…

本当にバカなんだから…


でも…久しぶりに逢えて嬉しかったよ…」

そのぷっくりした唇にキスをした…

「翔君…

誕生日おめでとうって言いたいけど……

少し早いプレゼントになっちゃった……

だから、誕生日には新しい物語で

又会おうね……。


それまで、もう少し待っていてね…」


智はふにゃっと微笑んだ……






翔は『ガタン』っという音に目を覚ました……

さっきまで、翔の下で乱れていた

智の姿にそこには無く……


親指をしゃぶりながら
スヤスヤ眠る幼い智の姿があった。


「……夢……だったのかなぁ~?」



しかし、翔が部屋の隅を見ると
メイド服は乱雑に落ちていた。

「……さとし……


やっぱり俺の誕生日の為に

帰ってきてくれたんだね……」


智は寝返りを打ち

翔の胸の中に入ってきた……

「むにゃむにゃ……しょうくん…

だいしゅきだよ……」

はっきりとした寝言に

智の顔を覗き込んだ翔は


「来年は…チャイナドレスがいいなぁ…」

「!!……。むにゃむにゃ……

それは、絶対ないでしゅ……」


智は翔の言葉に動揺を隠せずにいたのかなぁ?








END
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