第24章 scene5:ツルテカな僕
「イクっ…、やんっ…、ああっ…」
僕は片腕を相葉さんの首に、もう片方の手を息子くんへと添えた。
多分、そんなことしなくたって自然と出ちゃうんだろうけど、一応上下に擦ってみる…けど、
「え…、な、なんで…?」
忙しなく動く僕の手を、和のふっくらとした手が止めた。
そしてどこから持ち出したのか、ピンクのリボンを僕の息子くんに巻き付けると、根っこの辺りでキュッとリボン結びにしてしまった。
「や、やだ…、解いて…?」
もうちょっとで出そうなのに、こんなことされちゃったら…、イキたくてもイケないじゃん…
「ね、お願…ぃ…」
苦しいの…、とっても…
出したくて、出したくて、気がどうかなってしまいそうなの…
僕はせっかく綺麗にメイクして貰ったお顔を涙でグチャグチャにして、和に懇願した。
でもやっぱり和は意地悪で…
「やーだね」
「ど…して…?」
「どうしてって…、決まってるでしょ? 私がまだイケてないのに、HIMEちゃんだけイクのって、ズルくない? それも何度も何度もね…」
「そ、そんな…ぁ…」
だってさ、考えてもみて?
そもそも僕がこんななってんのって、和がヘンテコリン(←催淫剤な!)なローション使ったりするからで、僕はなーんにも悪くないと思うんだけど?
「じゃあこうしようか…。私のこと、お口でイカせられたら、このリボン解いて上げる」
「本当…に…?」
「どうする?」
「HIME…頑張…る…っ…」
頑張って和のこと、ちゃんとイカせるから、だからお約束…だよ?
僕は“お仕事”をなくしてしまだた手を伸ばし、和の頬をそっと包むと、和の薄いブラウン目をじっと見つめたまま、静かに唇を重ねた。
「ん…んふっ…、んん…」
たどたどしく舌を絡め、和のお口の中の水分を全部吸い尽くす勢いで吸い上げてやると、珍しく和の眉間に深い皺が寄った。
ふふ、僕だってやる時はやるんだからね?♪