第24章 scene5:ツルテカな僕
一応ね…と、和が僕のお尻にローションを垂らす。
僕的には全然平気な気はしてたけど、撮影も控えてることだし、傷付けちゃいけないってことだと思う。
そのへん、同業者でもある和は良く分かってるし、やっぱり優しい。
…と思ったんだけどなぁ…
「あ、ごめん…、このローション、催淫剤入りだった」
え…?
「しかも、超即効性のあるやつ」
えぇぇっ…?
嘘…でしょ?
だって催淫剤なんて使わなくたって、僕、十分敏感になってるのに、こんなの使ったら…
どうなっちゃうの?
「ね、拭いたら大丈夫なんじゃない?」
うん、そうだよ。
今ならまだ間に…
「あ、あ、やんっ…、なんか…変っ…」
合わなかったみたい…
「ね、熱いの…っ…」
お尻が…
ううん、お尻だけじゃない、身体が…、全身が燃えるように熱くて熱くて、それなのにぽっかり空いた空洞だけが寒さを訴えていて…
「早くっ…、おっきいの…、ちょ…だぃ…」
誰でも良いから僕を満たして欲しい。
僕は手でお尻を割り開いたまま、和を誘うように腰をゆらゆらと揺らした。
「ったく、せっかちなんだから…(笑)」
だって仕方ないでしょ?
ってゆーか、僕がこんなになってるの、一体誰のせいだと思ってんの?
ちゃんと責任とってよね♡
和が下着を下ろし、しっかりおっきくなった息子くんを外気に晒す。
そして僕の腰を掴み、いよいよ挿入…って時になって、
「えー、ちょっと何やってんの?」
この部屋のもう一人の住人でもある相葉さんの声が聞こえて…
嘘…でしょ…?
何でこのタイミングで?
思わず見合わせた僕達のお顔が、まるで示し合わせたみたいに同時に青ざめた。
「あ、あの、これには事情があって…」
咄嗟に言い訳をしようと思った僕だけど、どっからどう見たって誤魔化せる状況でもないよね?
だって僕…、ツルテカなお尻丸出しだし、和はギンギンな息子くん僕のお尻に宛がってるしさ…
それに僕の息子くんだって、和の息子くんに負けず劣らずな状態なんだもん。