第19章 scene4:宴会場
「どうしたの? 思い出したら感じちゃった?」
耳元に吹きかけられるNINOの吐息にすら、身体が震える。
「ん…、だって…」
櫻井くんの唇が触れたところが、全部火が付いたみたいに熱くて…
「ねぇ、HIMEちゃんは胸は感じる?」
「ん…、すっごく…」
「そうなのね? じゃあ、彼がどんな風にHIMEちゃんのおっぱいを触るのか私に教えて?」
櫻井くんが僕のおっぱいを…?
ってゆーか、僕のおっぱいを櫻井くんが…?
「や、やだぁ…、HIME恥ずかしい…」
でも…
櫻井くんならきっと…
僕は浴衣の片方の襟を落とすと、ブラの上からおっぱいをモミモミした。
「ん…、あ、はぁ…っ…」
「大好きな彼におっぱい触られて、気持ち良いの?」
「う…ん…」
すっごく気持ちイイ…
気持ち良すぎて…、僕の唇から零れる息が、凄く熱いよ…
「くくく、HIMEちゃんたら…、それだけじゃ足らないんじゃないの?」
え…?
「いいわ、私が外して上げる♪」
そう言ってNINOが僕を前から抱くようにして、背中のブラホックをパチンと外した。
そして、
「あ…」
肩から滑り落ちる肩紐を直す間もなく、強制的に僕の胸からブラが引き剥がされた。
「くくく、これで直に触れるでしょ?」
それは…そうだけど…
「ねぇ、彼はHIMEちゃんの乳首を摘んだり、舐めたりはしないのかしら?」
「そ、それは…」
して欲しいよ…
櫻井くんの指で、唇で、舌で…、弄って欲しい。
僕は明らかに固く勃ち始めた胸の先を指で摘むと、グニグニと捏ねるようにして、潰したり引っ張ったりを繰り返した。
でもね、それだけじゃ足りないの…
だから僕、思わずNINOの手を掴んでしまったの。
「お願…ぃ…、舐めて…?」って…
そしたらNINOったら…
「あら、ダメよ。だってHIMEちゃんのファンが見たいのは、HIMEちゃんが好きな人を思って一人でエッチする姿だもの」
僕の手をやんわり引き離してしまうんだもん。
僕、寂しい…