第10章 日常4:彼のベッド
NINOからのメッセージには無かったけど、どうやら相葉さんはNINOとのセックスの最中に、僕とセックスしたことで、自分が本当は男“だった”こと思い出したんじゃないか、って…
本当は突っ込まれるより、突っ込む方が好きなんじゃないか、って…
聞いたらしい。
その結果、NINOはセックスの最中に相葉さんにビンタを食らわした挙句、相葉さんを押し退け、相葉さんの部屋を飛び出してしまった…らしい。
ついでに言うと、NINOに押し退けられた際、相葉さんはベッドヘッドに思いっきり後頭部をぶつけて、アソコに負けないくらい立派なたんこぶちゃんが出来てしまったそうだ。
ってゆーか、自業自得?
だってさ、確かに僕もそうだけどNINOだって、女の子の格好してたりするけど、元々は“男”だし、今だって“男”であることには違いないもん。
付いてるモンも付いてるしかね?
しかもNINOは“立派過ぎる子”持ってるしね?
だから、“男”としての本能が働かないわけじゃない。
それに、僕達みたいな性癖の人って、けっこうどっちも(ネコもタチもってことね)イける人も多くて、多分NINOは“どっちも”って人なんだと思う。
じゃなきゃ、例えお仕事だったとしても、僕…ってゆーか“HIME”のこと抱けないもんね?
因みに僕はと言うと、どっちもイけるNINOとは違って、どっちも“イケない”方。
でも、それも相手次第でどうなるのかは…、正直分からない。
今まで“抱きたい”と思う人が現れなかっただけで、もし“抱きたい”って思える人が現れたら…、僕ももしかしたら、ね?
だからNINOだって、相手が僕…HIMEだったからであって、誰彼構わずってわけじゃないと思うんだけどな…
もう…
相葉さんてばこの業界長いくせに、そんなことも分かんないの?