• テキストサイズ

【ポケモン】幼馴染の扱い方

第5章 ちょっとした出会い




開会式が始まり、参加者の人がヤローさんを越えた頃になった。今はルリナさんの試合が一番多い時期でもある。早い人はカブさんに挑んでいるだろう。

この時期になると、あちらこちらで対戦が始まる。

そんな中、私はポケモンたちとワイルドエリアにやって来た。ここは数多くの野生ポケモンがいるので戦いに困ることはない……そう、私は野生ポケモンと戦闘をしに来たのだ。


「ごめんね、みんな。最近仕事ばっかりで戦闘できなくて……今日はいっぱいストレス発散してね」


モンスターボールに向けて声をかけて私はいつものエリアに向かった。



「バチチ、ふぶき!」


バイバニラのふぶきにより野生のイオブルが倒れた。久々の戦闘だったからだろう。上機嫌で私の元に来て、戦闘楽しい!もっと!ってアピールをして来た。


「ん、お疲れ様。ごめんね、次はシュウのために弱めのエリアに行くつもりだから、ちょっと待っててね」


バチチをボールに戻し、シュウをボールから出した。この子はまだ経験が浅く、いつものエリアで戦ったら瀕死確定なので久々に南のエリアへと向かった。

橋を渡った下のエリアに来るのは久々で、懐かしい気がする。
タイプ相性的にこもれびはやしがいいかもしれないなぁと思いながら、なるべく他の野生ポケモンに見つからないように移動していく。少し歩くと、目的地のこもれびばやしエリアに到着した。
ここらへんが今のシュウに丁度いいはずなんだけど……まぁ、一回やってみないとわからないよね!



「お疲れ様、シュウ!余裕ありつつも弱すぎないレベルだね。やっぱりここが丁度よかった。」


無事ナゾノクサを倒したシュウにキズ薬を使い頭を撫でる。経験が浅いシュウはまだ戦闘に慣れていないようなので、ゆっくりこの子のペースで慣れてくれればいいな。

そろそろみんなお腹空くかな、と思っていると、近場で誰かの悲鳴が聞こえた。
同じエリアなのは確かだ。この時期はチャレンジャーの出入りが増えて無謀な戦闘をする子もいる。正直相手と自分のレベル差を見切って控えてほしいけれど、それは野暮な話なんだろうな……ってまずい!


私はシュウをボールに入れて、戦闘において一番信頼している子を手に持ち走り出した。



少し走った先には、普段ここに生息しているキテルグマよりも一回り強い個体が、人に向かっていっていたのが見えた


/ 14ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp