第3章 カフェラテ【阿修悠太】
あのあと、わたしは悠太くんの腕の中で眠ってしまった。
「ゆかりちゃん。おはよう。よく眠れた?」
「悠太くん…おはよう。」
悠太くんに声をかけられて起きた。
きのうはたくさん疲れて身体がだるい。
「僕、今日仕事なんだけど、ここのベッドで寝てていいよ。」
「これ、あげる。きのうは、これを作りにガーデンプレイスへ行っていたんだ。」
悠太くんがわたしの左手の薬指に指輪をはめた。
ピンクゴールドのウェーブがかったデザインの指輪だ。
「これで、ゆかりちゃんは僕のモノだね。」
これって……期待していいの?
「わたし、悠太くんの彼女になれたの?」
「もっちろん。大好きだよ。ゆかりちゃん。」
「悠太くん……!わたしも大好き。」
裸のまま抱き合って、悠太くんの鼓動を感じた。
「はー、お仕事行きたくないと思ったの初めて。もう1回、シたいなぁ」
「あっ。やん。」
悠太くんが急にわたしの乳首を口に含んで転がした。
「勃っちゃった。」
「ゆ、悠太くん。お仕事はっ…?」
眉を八の字にしてこちらを見つめる悠太くん。
「行きたくないよぉ〜っ。ゆかりちゃんと一緒がいい。」
「あっ、あん。こ、こら…っ」
またわたしの胸に顔を埋めてイタズラしている。
「ゆかりちゃんも、濡れてきちゃったね?」
「ひゃっ!だ、ダメっ」
悠太くんを剥がそうとするも、力負けして、獲物を射るような目線をよこされ、愛撫される。悠太くんがわたしの小さな中心を手早く擦ると、甘い痺れが広がっていく。
「かーわいい。沢山感じて。」
「あ……っ。イっちゃう。」
びくんびくんと痙攣して、達した。
と同時に、悠太くんのモノが入ってきた。
「あぁぁっっ!!」
「く……っ。ナカ、波打ってる…」
まだ痙攣が収まらないうちに入ってきた悠太くんをきゅんきゅんっと締め付けてしまう。
悠太くんは顔を顰めて頬を赤くして、なんだかえっちな顔だ。
感じたまま見つめていたら、深いキスが降ってきた。
「んっ、ん、ふ、ぁ」
激しい律動とキスであたまがぼーっとしてくる。
「ゆかりちゃん、大好き…」
「悠太、く、ん、大好きぃっ」
「奥に出すよ…っ」
「あぁ、あん。奥、来てっ」
悠太くんが果てて、ナカに出される感覚を感じた。
しばらく抱き合って息を整えた。