第2章 お兄ちゃんと一緒【寺光遙日】【寺光唯月】
やってきたのはジェラピケ。
「ふわふわ〜」
「これ、かわいい。」
ルームウェアを手に取り、吟味する。
「それにする?買ってくるね。」
「待って、ゆづにいちゃん。」
レジへ行こうとするゆづにいちゃんの手を掴む。
「どうしたの、ゆかり。」
「みんなでおそろい買いたい。」
「いいじゃーん!賛成ー!」
はるにいちゃんに抱き着かれて重い。
大好きな2人とお揃いのルームウェア、楽しみだな。
他にも沢山お店を見て回って、ビュッフェを沢山食べて、車に乗った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ん…」
起きると見慣れない和室。
朝早かったし、帰りの車で寝ちゃったみたい。今何時だろ。
「ゆづにいちゃん。」
隣で寝てるのはゆづにいちゃんだけだった。
「はるにいちゃんは…?」
「はるは用事が出来て、抜けたよ。」
起きたゆづにいちゃんにギュッと抱きしめられる。
「ここ、料亭なんだ。お腹空いた?」
「まだすかないかな……」
「そう、じゃあ、始めようか。」
「なにを……っん?!」
ゆづにいちゃんの綺麗なお顔が近づいてきたと思うと、深い深い口付けをされた。なに、これ。こんなキス知らない。
「ぁ…はっ…ふぁ」
キスに必死になっていると、ゆづにいちゃんのひんやりした手が、トップスの中に入ってきていることに気づいた時にはもう、ブラの上から胸を弄られていた。
「あ!ゆづにいちゃ…」
「ゆかり。愛してる。」
ブラのホックを外され、シャツを捲られて乳首を舐られる。
体格が違いすぎるゆづにいちゃんに組み敷かれて身動きが取れない。
「ん、んっ…ゆづにいちゃん…誰か来ちゃうっ」
ふすまの向こうが気になってしまう。
そんなわたしにゆづにいちゃんは優しく微笑んだ。
「大丈夫。そういう場所だから誰も来ないよ。」
そういう場所…?
色々混乱しているとゆづにいちゃんの手がスカートの中を愛撫していた。
「やっ…やん。」
「濡れてる。感じてくれてるんだ…」
嬉しそうなゆづにいちゃん。でもこんなのおかしいよ。
「兄妹でっ…こういうこと、したら……だめ…だよね?」
潤んだ瞳でゆづにいちゃんに訴える。
「大丈夫、僕に任せて。ゆかりは何も心配しないで。」
そう言ってまだ誰も入ったことの無い場所へ指を挿入してきた。