第15章 私の居場所はここだよ
これは私が不死鳥の騎士団-ファルコン ナイツ-に来た経緯話。
当時、私は自分の力とギルドのランクを上げるのに躍起になっていた。
本来なら私は貴族令嬢として家族と楽しく過ごして居たけれどそれはあの魔力測定の日を境に壊される事になる。
私と一つ下の弟と共に父の元へ行き、優秀な魔力を秘めていたらしく父から褒められていた弟。
そして私が測定されたが結果は魔力無しと判定された時に父は豹変し、私を娘とは認識していなかった。
私の知る父ではないことは何故か分かるのが自分では不思議だった。
その後、母から私が本来持っていた力を封印していた為に魔力無しと判定が出たのだとそして封印を解いてもらった自分の内から何故か懐かしい感覚が廻る。
夜になって私の仮想のお披露目会が開かれ、その後に無理矢理何処かの研究所に放り込まれた。
自分の未来がもう無いと絶望していた私に話し掛ける研究者が居たけど、どう見ても只の研究者じゃないのは分かるのでその人と幾つか話をする。
そして私の実験がされかけた時に私は咄嗟にその人だけを守る為に結界を張ったと同時に建物が爆破された。
助けた人は私に何度も呼び掛け、目を開けると焦げ臭い匂いと血の匂いや燃える建物、自分の体が動かないのを確認して自分の命が残り少ないことを理解する。