第1章 ファンド学園の学園祭
とある数日前。
セイは言った。
「えーっと…みんなも知ってると思うが我がファンド学園は毎年、学園祭をやっている。
出し物は校則範囲内なら何でもいい。
舞台でもOK、屋台をするのもOK
何に決めるかはみんな次第
因みに学園祭で一位に選ばれると…
三年間学食無料券が貰える!」
「「三年間学食無料券!?」」
(なんつー太っ腹(汗))
思わず内心で苦笑い。
「となるとこのクラスに向いてる店をやらなければいけませんね」
ザルクの呟きに全員が頷く。
「無難な店だと執事&メイド喫茶?」
サナの呟きに全員が彼女を見る。
ビクッ、「えぇっ!? 何でこっち見んの!?」
「お前が挙げた案が的を得ていたからだろ?」
「本気(マジ)で? (汗)」
ヴィケオアの指摘に俯くサナ。
全員が誰がどっちをやるか話し合う。
セイは挙がった案を黒板に書いてゆく。
男女の半分を店側と裏方に割った。
女子メイド
ウーノと数人の女子で裏方はサナとフェリカと女子数人。
男子執事
ラシル、ヴィケオア、ザルク、シャドウ、ウェレア、キース
裏方はレコンとガノン達男子数人。因みにレコンは女子のボディーガード。
本人はかなり渋っていたが、一位の景品の為に引き受けてくれた。
衣装係にウェレアとフェリカが立候補と男女2人が助っ人となる。
飾りや模様替えはザルクが筆頭に少数の男女でやることになった。
メニュー決めは何故かラシルを推される。
理由は料理は何でも出来る、それは和洋菓子問わず。