第6章 ギルド 不死鳥の騎士団-ファルコン ナイツ-の大掃除
「フェレア、カミナと暫くギルドで待機ね」
「分かりました」
ラシルの言葉に頷くとフェレアは消える。
「2人が居れば父さん達も安心でしょう」
「あの2人が居なくて大丈夫なの? ラシル」
アリアスの問いにラシルはニヤリと笑う。
「とても頼もしい者を学園で出逢えたので大丈夫です。
それよりもこの案件は年越しと重なるのは面倒です」
「仕方がありませんよ。見付けたのが今日だったのですから」
「……弁解する余地もないわ」
「ギルドの一仕事(大掃除)が終わった後なのでよしとしますよ。
それよりも直ぐに行動に移れる様に準備を備えといて下さい」
アリアスとヴィケオアは頷く。
ラシルも頷くと3人は転移魔法で消える。
年末に届いた不穏な報せはラシル達の穏やかな学園生活を揺るがす物だとはまだこの時は気付いてなかった。
END