第6章 ギルド 不死鳥の騎士団-ファルコン ナイツ-の大掃除
クリスマスが済み、次は新しい年を迎える準備が始まる。
それはギルドにも。
僕、ラシルが在籍する不死鳥の騎士団も朝からドタバタだ。
要るもの要らない物で仕分け、紙や道具類に至るまでやる。
「それ!」
サナは風の力で道具類を移動させる。
「……多いな…(汗)」
そう呟きながら闇と氷の力で人形を作り上げて、ゴミを運ぶ。
僕は書類の仕分け、サナは道具類、ヴィケオアは出たゴミの運搬、量が多いからね…(汗)。
ひたすら書類の仕分けにしている中で気になる物を見付けた。
「……これは…」
ソレを自分の空間魔法に仕舞うと再び作業に取り掛かる。
終わったのは夕方だった。
「「「つ 疲れた…(汗)」」」
ラシル達はソファーにぐてっとなっている。
「ありがとうねみんな。本来ならギルマスの私もやらなきゃいけなかったんだけど
ギルド会議が重なって、出来なかったの。
そのお詫びにご馳走を用意したから食べて!」
「「おぉ〜♪」」
アリアスの言葉にギルドの仲間達は大喜びした。