第3章 学園祭の裏側話
穏やかに微笑む先生に会長と先輩方は照れていた。
先生は俺を見て話す。
「楽しい時間感謝するわ」
「いえ…。先生って呼ばれてますがこの学園の教師ではないですよね?」
先生は微笑むと言った。
「違いますよ。私はマヤノ・シュターケンと申します。
今回はアレン学園長から招待状を頂き、この場に一般人として来たので」
「なっ!?」
俺は驚愕し、唖然。
(マヤノ・シュターケン!? 公国随一の医師じゃねーか!! そんな凄い人と知り合いな学園長も凄い!!)
内心で叫ぶ。
「私の事をご存知の様ね」
「当たり前です! あの職を目指す者なら知らなきゃバカですよ!
俺、貴女に憧れてて……お逢いできて光栄です!」
そう言って笑うガノンにマヤノは笑みを浮かべながら話す。
「小さなたまごですか…成長が楽しみになりますね。
いずれ何処かでまた会えるでしょう。その時まで勉学に励みなさい」
「はい!」
マヤノは頷くと転移で消える。
「先生と話せて良かったな」
「はい! ありがとうございました。会長」
会長の言葉に頷き、微笑むガノンだった。
END