第2章 学園祭後の祝勝会
学園祭で見事一位になった僕らのクラスは今日、祝勝会を企画していてやるならと母さんがギルドの一部屋を貸してくれた。
今はギルドの食堂でカヤバさんと共に料理を作っている真っ最中。
フライドチキン、パスタ、等を出来た物からサナ、ヴィケオアそしてウェレアがその部屋へ運んでくれている。
「お前達の祝勝会なのに行かなくていいのか?」
「……行きたいけどあんまり行きたくない」
カヤバの問いに何とも言えない表情で返す。
「まったく…ナレクだって居るんだ。それが出来たら行ってこい」
ため息混じりに言うカヤバに渋々と料理を持って部屋へ向かう。
「来た来た! 我等の勝利の女神が♪」
「それ……女神ではなく神では? (汗)」
ウェレアの言葉に指摘する僕に彼はニカッと笑う。
「言葉の文だ。それよりかなり料理を奮発してないか?」
ウェレアの問いに頷く。