第1章 ファンド学園の学園祭
「今はまだ貴方様にお会いする事は出来ません。ですが……時が来れば
また会えます。それまで……待っていただけますか?」
その問いにオレは答える。
「当たり前だ。君に渡したこの耳飾り……そしてオレにくれたこのネックレスが2人を繋ぐ絆だ」
彼女は微笑み、ファラガに触れるだけのキスをすると暗闇へとその身を消す。
「……///」
ファラガは赤面しながら唇を触る。
胸の高鳴りが治まらない。
「また会えるのを楽しみにしてるから……レアナ」
ファラガは夜空を見上げながらそう呟く。
その頃、講堂では一位の発表がされ、優勝したのはラシルのクラスだった。
涙を流しながら喜ぶセイにサナ達は苦笑いする。
後日、祝勝会を開かれたのは言うまでもない。
END