【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】
第147章 ◇第百四十六話◇信じて待っていた【女型の巨人編】
次に控室にやってきたのは、母親だった。
豪華なウェディングドレスに身を包んだ私を見た瞬間に、感極まったように瞳に涙を浮かべていた。
それは、娘が幸せになろうとしていることへの安心への涙か。
それとも、罪悪感からなのか。
どちらにしろ、母親の決意は固かった。
私の気持ちを無視し、殺してしまうことだって厭わないと思うほどー。
「、とても綺麗よ。」
「もしそれが本気なら、私は、お母さんが誰を見ているのかがわからない。」
「お願い、。お母さんとお父さんの気持ちを分かって。」
「私の気持ちは?分かってくれない人の気持ちをどうして私がー。」
「お父さんとお母さんのあなたへの気持ちは永遠よ。でも、あなたとリヴァイさんは違う。
今は大切かもしれないけど、いつか変わるわ。そのとききっと、ルーカスさんを選んだことを
あなたはよかったと思える日が来る。必ず。」
「私は永遠にあの人を愛してるの。これからどんな苦労があっても
たとえ、命を失うことがあっても、私は後悔しないわ。
死んでもいいくらい愛しー。」
いきなり床に落ちた視線と頬の痛みで、母親に叩かれたのだと気づいた。