• テキストサイズ

【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第17章 ◇第十六話◇異例の新兵【調査兵団入団編】


兵法会議でエレン・イエェーガーが調査兵団の監視化置かれることが、正式に決まった。
それによりリヴァイから直々に指名されたペトラ達リヴァイ班のメンバーは、連携強化のための訓練として壁外にて実践演習を行っている。
これでもう数度目になるが、今回初めてリヴァイ班以外の調査兵がこの実践演習に加わっている。
彼女の名前は、・。
こんな微妙な時期に入団した異例の新兵がいると噂には聞いていたけれど、ペトラ達が実際に会うのは今日が初めてだった。
リヴァイから詳しい説明も聞いている。
民間人にしてトロスト区奪還作戦及びトロスト区内の巨人掃討作戦にて巨人を8体討伐するという快挙を成し遂げ、ハンジにスカウトされるかたちで調査兵団に入団することになったらしい。
どういう経緯で巨人襲来のあの日に兵士の作戦に参加することになったのかは分からない。
そもそも、訓練もしたことなかった民間人が知識もなしに8体もの巨人を討伐しただなんて容易には信じられない。
でも、リヴァイ兵長が言うのだから、それが真実なのだろう。
それに、ペトラ達は今、目の前で、それが真実だったのだと認めるしかない現実を目の当たりにしている。
また1体、ペトラの補佐を受けて、は巨人を討伐した。

「よし、次はあっちの巨人の討伐だ。
 ペトラ、オルオ、は左の巨人を、エルドとグンタで右の巨人をいけ。
 おれは、目の前の奇行種にいく。」
「了解です!」
「、お前は今度は、補佐についてやってみろ。」
「はい!」

リヴァイの指示を受け、ペトラ達は一斉に散らばった。
これまでもリヴァイとパートナーを組んで壁外で実践演習を受けていたは、立体起動装置の動きも調査兵団の兵士としては申し分ないほどの実力だった。
でも―。

「、遅い!早く来ないと、討伐補佐なんて出来ないよ!」
「はい…っ!!」

自慢じゃないが、精鋭と呼ばれる自分達の実力は、調査兵団でも群を抜いているという自信がペトラにはある。
それに必死に食らいついてくるは確かにすごいが、自分達のレベルに追いつくには程遠い。
リヴァイと実践演習していただけあって、リヴァイの戦闘スキルと似たところがあるけれど、それもまだまだ粗削りで、危なっかしさが目立つ。

/ 1058ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp