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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第15章 ◇第十四話◇入団テスト【調査兵団入団編】


『生きて会えてよかった。』

涙を流し、お互いの生を喜ぶ彼らの温もりは、あの日のリヴァイ兵長の温もりと似ていた。
再会を終え、駐屯兵団施設を出た私をトロスト区内の風景が包む。
そこには、母親の手を一生懸命握ってヨチヨチ歩く小さな子供や、仲睦まじそうに歩いている老夫婦、元気に走り回る子供達に壊れた建物で必死に商売を続けている人、いろんな人がいた。
その人たちすべてに大切な人がいて、その人たちも誰かの大切な人で、今を一生懸命に生きている。
誰にもその命を奪う権利はない。
巨人にも、私の弱さにも―。
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